« 2013年11月 | トップページ | 2014年4月 »

2014年1月

2014年1月 7日 (火)

白山

こんないい天気の日は、北陸の冬ではめったにありません。
どこかへ出かけたいところですけど、今日は外を眺めて気分転換。白山がきれいです。

白山を詠んだ和歌もいくつかあります。
これは古今集から紀貫之(きのつらゆき)の歌。
こんな時代から白山は有名だったようですね。

「思ひやる越(こし)の白山(しらやま)知らねども 一夜も夢に越えぬ夜ぞなき」 紀貫之

“北陸の方の白山はまだ見たことがないのだけど、夢のなかでは毎日あなたのところへ行っていますよ。”

これはこの時代だからいいのであって、今こんなことを言ったら絶対きらわれますので、やめといたほうがよさそうですね。でも結構好きな歌ですけど。

Hakusan

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年1月 6日 (月)

初子

1月5日は初子(はつね)の日、新年の初めての子の日には特別な意味があります。帝に飾りのついたほうきを捧げる日で、万葉集にも出てきます。

大伴家持の歌で、飾りの宝石などが揺らいでいる様子を詠んでいます。

「初春の初子(はつね)の今日の玉箒(たまばはき) 手に執(と)るからにゆらぐ玉の緒」 大伴家持

Daikichi

いつも初詣へ行って暦を買うのですが、売り場のバイトの巫女さんたちは暦といってもまずわかりません。今年も暦がほしいというと、何人もいる巫女さんたちがパニックになって事務所まで聞きに行こうとするので、「そこにおいてある本みたいなやつです」と言って教えてやっとわかってもらえました。
毎年のことなので慣れましたが、「ちゃんと教えといてくれ!」とつっこみそうになったけどお正月なのでありがたくいただいて帰りました。

Reki

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年1月 3日 (金)

新しき年 2014年

明けましておめでとうございます。

「新(あらた)しき年の初めの初春の 今日ふる雪のいや頻(し)け吉事(よごと)」 大伴家持
“新しい年の始まり、初春の今日、この降る雪のように良きことが続きますように”

この歌を紹介するのは、これで7回目です。
今年のお正月は北陸にしてはめずらしく穏やかなお天気です。
この雪のようにいいことが降り積もってほしいと願う歌ですが雪は全くありません。

ということで遅めの初詣に出かけてきました。
家の近所からは白山も見えています。神社は白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)。

Hakusan

Shirayama

おみくじは私の場合なぜか凶の出る確率が異常に多い。
この前も、とある神社であまりに凶が多いのでちょっと高めのおみくじを引いた。振ると棒が出てきて書いてある番号の紙をもらうやつ。
出てきた棒には四番と書かれてあり、それを見せたとき巫女さんの顔が一瞬こわばった。やっぱり凶だった。
でもまあ大したこともなく暮らせているのでいいかと思っていたが、今日は大吉だった。逆になにか不安だけど、いい年になりますように。

Omikuji

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2013年11月 | トップページ | 2014年4月 »