百人一首 再読
前の記事からなんと2年以上も放置していました。読んでくださっていた方には本当に申し訳ありません。
最近、百人一首を読み直していて今までとは違った魅力があるのに気づき、しばらく百人一首中心にブログを再開しようと思います。
まずは源実朝
「世の中は常にもがもな渚こぐ あまの小舟の綱出かなしも」
これまでは渚に浮かぶ小舟を眺めて感慨にふけっていたくらいにしか読んでいなかったのですが、この時代の背景を考えてみると動乱の中での一瞬の穏やかさを深く読んでいる素晴らしい歌だなとあらためて思います。
「常にもがもな」というのは、変わらないでいてほしいという意味ですが、実朝は世の中が変わっていくのをひしひしと感じながら読んだのだと思います。
結局暗殺されますが、穏やかな世を望みながらも・・・
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