朗読

2011年5月15日 (日)

朗読小屋浅野川倶楽部

「朗読小屋浅野川倶楽部」の公演があったので聞きに行ってきました。作品は泉鏡花、徳田秋声、室生犀星他、地元出身の作家の小説、詩などです。普段読む機会の少ない作品も朗読で聞くことができよい機会です。読むほうもこの公演に向けて熱心に練習を重ねたようでなかなか熱の入った朗読でした。

1

この講演へ行くときには浅野川界隈を散策するのですが、何度行っても金沢らしい風情があるところです。

3

4

5

6

朗読小屋浅野川倶楽部 http://asanogawaclub.web.fc2.com/

徳田秋声の朗読「宇宙の文学」 http://spacevoice1.web.fc2.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年4月11日 (月)

朗読公演のご案内

今年も「朗読小屋 浅野川倶楽部」の公演が近づいてきました。
金沢公演は5月7日~14日まで、このブログの朗読担当norikoさんは14日に出演しますのでぜひお出かけください。
入場料は500円。今回は泉鏡花を読むそうです。

金沢のほか山中、小松、高岡でも公演があります。
詳しくは浅野川倶楽部のホームページをご覧ください。

「朗読小屋 浅野川倶楽部」

Asanogawa

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年1月19日 (水)

自作朗読 与謝野晶子

おもしろそうなCDがあったので買ってみました。
自作の文学を朗読した音源を集めたものです。

与謝野晶子の「源氏物語」や自作の短歌を朗読。
北原白秋や室生犀星の自作の詩の朗読等が入っています。

聞いてみるとやはり感慨深いものがあります。
朗読の技術は今の俳優さんやアナウンサーの方の方が上でしょうが、自作となると技術だけではなく、なにか感動するものがあります。

与謝野晶子の源氏物語は音楽付きで語られます。自作の短歌は面白い抑揚がついて驚きました。できるならもう少し若いころの与謝野晶子の声を聴いてみたかったと思いましたが・・・

しかしよく聞いてみると源氏物語は原文です。ということは自作朗読ではないということになりますね。訳文の方も聞いてみたいと思いました。

下にアマゾンのリンクを貼っておきました。各文人の声がさわりだけ聞くことができます。

坪内逍遥が朗読するハムレットもなかなかおもしろいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月12日 (日)

徳田秋声

金沢の21世紀美術館で朗読劇の公演がありました。
うちのnorikoさんも出演するというので観てきました。

徳田秋声の小説は実は読んだことがなく、むずかしそうなので敬遠していたのですが、なかなか面白い内容で出演者の芝居もよかったし、演出もすばらしく、ついひきこまれてしまいました。

この秋は金沢の三文豪、鏡花、犀星、秋声をテーマとしたイベントがあちこちで開かれるようです。金沢の町で文学に浸ってみるのもいいかもしれません。

このあとも朗読小屋浅野川倶楽部の公演などもありますのでぜひおでかけください。

Syukuzu

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月18日 (火)

伊勢物語第四十一段

昔、女はらから二人ありけり。一人はいやしき男の貧しき、一人はあてなる男もたりけり。
いやしき男もたる、しはすのつごもりにうへのきぬを洗ひて手づから張りけり。心ざしはいたしけれど、さるいやしきわざもならはざりければ、うへのきぬの肩を張り破りてけり。せむ方もなくてただ泣きけり。これをかのあてなる男ききて、いと心ぐるしかりければ、いときよらなる緑杉のうへのきぬを見出でてやるとて、

 紫の色こき時はめもはるに野なる草木ぞわかれざりける

武蔵野の心なるべし。

-----ここまでが原文-----

伊勢物語の第四十一段です。

「女はらから」というのは姉妹のこと、
一人は身分の低い男と、もう一人は身分が高い男と結婚した。
身分の低い男と結婚した女が、男の衣を洗濯していて破いてしまった。代わりもなく泣いていると、それを聞いた身分の高いほうの男がかわいそうに思い、新しい服を送った。
その衣には、相手を気遣って「武蔵野の草木はみな同じです」というような意味の和歌が添えてあった。
というほのぼのとした話です。

女は結婚相手によってかなり人生が変わりますが、身分だけではありません。
でも、やっぱりお金持ちと結婚したほうがいいと思いますかねぇ・・・
貧乏な私には何も言えませんが・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月30日 (火)

伊勢物語朗読「第四十段」

 昔、若き男けしうはあらぬ女を思ひけり。さかしらする親ありて、思ひもぞつくとてこの女をほかへおひやらむとす。さこそいへまだおひやらず。人の子なれば、まだ心いきほひなかりければ、とどむるいきほひなし。女も卑しければすまふ力なし。
 さるあひだに思ひはいやまさりにまさる。俄かに親この女をおひうつ。男血の涙を流せども、とどむるよしなし。率て出でて去ぬ。男泣く泣くよめる、

 「出でていなば誰か別れの難からむ ありしにまさる今日はかなしも」

 とよみて絶えいりにけり。親あわてにけり。猶思ひてこそいひしか、いとかくしもあらじと思ふに真実に絶えいりにければ、まどひて願たてけり。
 今日の入相ばかりに絶え入りて、又の日の戌の時ばかりになむからうじていき出でたりける。
 昔の若人はさるすける物思ひをなむしける。今の翁まさにしなむや。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月16日 (金)

伊勢物語朗読「第百七段」

 昔、あてなる男ありけり。その男のもとなりける人を、内記にありける藤原の敏行といふ人よばひけり、 されど若ければ、文もをさをさしからず、ことばもいひ知らず、 いはむや歌はよまざりければ、かのあるじなる人、案を書きて、書かせてやりけり。めでまどひにけり。 さて男のよめる、

  つれづれのながめにまさる涙河 袖のみひぢて逢ふよしもなし

返し、例の男、女にかはりて、

  あさみこそ袖はひづらめ涙河 身さへながると聞かばたのまむ

といへりければ、男いといとうめでて今までまきて文箱に入れてありとなむいふなる。
男文おこせたり。えてのちの事なりけり。「雨の降りぬべきになむ見わづらひ侍る。身さいはひあらばこの雨は降らじ」といへりければ、例の男、女にかはりてよみてやらす。

  かずかずに思ひ思はずとひがたみ 身をしる雨はふりぞまされる

とよみてやれりければ、蓑も笠もとりあへでしとどに濡れてまどひ来にけり。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年9月 4日 (金)

朗読公演のお知らせ

金沢市の「朗読小屋 浅野川倶楽部」の秋公演のお知らせです。

9月1日~13日まで、もう始まっていますが、
うちのnorikoさんの出番は12日の夜です。
今回は三島由紀夫の作品を朗読するそうです。

入場無料ですのでぜひおいでください。

詳しくは浅野川倶楽部のホームページまで
http://asanogawaclub.web.fc2.com/

Asanogawa

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年5月30日 (土)

伊勢物語朗読「第九段」その三

猶行き行きて、武蔵の国と下つ総の国との中にいと大きなる河あり。それをすみだ河といふ。
その河のほとりにむれゐて思ひやれば、限りなく遠くも来にけるかなとわびあへるに、渡守、
「はや舟に乗れ、日も暮れぬ」といふに、乗りて渡らむとするに、皆人物わびしくて、京に思ふ人なきにしもあらず。
さる折しも、白き鳥の嘴と脚と赤き、鴫の大きさなる、水の上に遊びつつ魚をくふ。京には見えぬ鳥なれば、皆人見知らず。
渡守に問ひければ、「これなむ都鳥」といふをききて、

「名にし負はばいざこととはむ都鳥 わが思ふ人はありやなしやと」

とよめりければ、舟こぞりて泣きにけり。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年5月19日 (火)

伊勢物語朗読「第九段」その二

行き行きて、駿河の国にいたりぬ。宇津の山にいたりて、わが入らむとする道は、いと暗う細きに、つた、かえでは茂り、物心ぼそく、すずろなるめを見ることと思ふに、修行者あひたり。
「かかるみちはいかでかいまする」、
といふを見れば見し人なりけり。京に、その人の御もとにとて、文書きてつく。

「駿河なる宇津の山べのうつつにも 夢にも人にあはぬなりけり」

富士の山を見れば、五月のつごもりに、雪いと白うふれり。

「時知らぬ山は富士の嶺いつとてか 鹿の子まだらに雪のふるらむ」

その山は、ここにたとへば、比叡の山を二十ばかり重ねあげたらむほどして、なりは塩尻のやうになむありける。

| | コメント (0) | トラックバック (0)